アルダクトン(スピロノラクトン) スピロノラクトンは、もともと「むくみ」を解消したり「血圧」を下げたりするために、以前から使われてきた実績のあるお薬です。近年では、その「ホルモンバランスを整える力」が注目され、特に大人の女性に多い「繰り返すしつこいニキビ」の治療に広く取り入れられています。 ■ なぜニキビに効くのか? 成人女性のニキビの大きな原因のひとつに、体内の男性ホルモンの影響による「過剰な皮脂分泌」があります。 ニキビのスイッチをガード 肌には男性ホルモンが反応する「スイッチ」のような場所があります。ここが刺激されると皮脂が過剰に出てしまいますが、スピロノラクトンはこのスイッチに先回りして蓋をし、刺激が伝わらないようにガードしてくれます。 根本からニキビができにくい肌へ 一般的な塗り薬とは異なり、体の内側から皮脂の分泌をコントロールします。そのため、フェイスラインを主に、治ってもまたすぐに生理前になると新しいニキビができるというホルモン依存性の負のサイクルを断ち切る効果が期待できます。 ■ こんなお悩みの方におすすめです ・ 生理前にニキビが悪化しやすい ・ フェイスラインや顎まわりに繰り返しニキビができる ・ 塗り薬や抗生物質ではなかなか改善しなかった ・ お肌のベタつき( 脂性肌 )が気になる お薬の飲み方 開始するときの症状により、1日量を決めます。 2週間後に診察をして、副作用等の有無をチェックします。 通常では、約2ヶ月は同量を服用いただき、症状の改善とともにお薬の量を少しずつ減らしていきます。 4週間程度、新しくニキビができないことを確認できたら、1日量を200mg→150mg→100mg→50mgと、1ヶ月ごとに減量していきます。 逆に、1ヶ月経過してもよくならないときは、最大200mg(朝2錠・夕2錠)まで増量します。 ※高血圧症などの治療の飲み方とは、量も内服方法も違います。 ※飲み忘れた場合ですが、予定の服用時間よりもあまり時間が経過していないとき(30分~1時間程度)は、 すぐに服用してください。それ以上経過した場合は1回分を抜いて、次の服用時には通常量の1回分だけを服用してください。(1回で2倍量服用しないでください。) 副作用について スピロノラクトンは、高血圧症などの治療薬としては長期間の使用経験があり、大きな副作用は報告されていませんが、成人女性のニキビ治療での内服となると、いくつかの症状が出現することもあります。 ■生理不順・不正性器出血 スピロノラクトンのホルモン作用によるもので、内服量が多いと生じ易いです。必要に応じて服用を中止するか、低容量ピル等の併用、エストロゲン・プロゲステロン注射をすることもあります。 一般的な副作用としては、スピロノラクトンの利尿作用による症状(尿量の増加、頻尿、のどの渇きなど)または薬疹などがあります。重大な副作用としては、電解質異常(倦怠感、不整脈、脱力感、吐気など)や急性腎不全(尿量減少、むくみなど)が考えられますが、健康成人女性が内服するにあたっては、頻度はかなり少ないと考えられます。 めまい・ふらつき等が現れることがありますので、そのようなときは車の運転や高所での作業、危険を伴う機械の操作等には十分注意してください。いずれにしても、このような症状が出現したら、すぐに中止して受診してください。 スピロノラクトンが適応にならない方 ・過去にスピロノラクトンに内服で問題があった方 ・腎機能障害・副腎機能障害・肝機能障害・心臓疾患・電解質異常等がある ・下記の薬を投与されている ・タクロリムス(商品名:プログラフ・グラセプター) ・ミトタン(商品名:オペプリム) ・エプレレノン(商品名:セララ) ・妊娠中・授乳中の方 ※他の医療機関でお薬を処方される場合や、薬局でお薬やサプリメントを購入されるときは、その医療機関や薬局の医師や薬剤師に、スピロノラクトンを飲んでいることをお伝えください。 料金 アルダクトンA錠(スピロノラクトン) (採血料込み) 50mg (10錠) ¥1,320(税込) ※10錠単位での販売とさせていただきます。